雑誌「暮らしの手帖」83号に掲載されていた、土井善晴さん「汁飯香」のお話に影響を受けて、ご飯をといだあとは、冷蔵庫に入れておいて朝炊くという習慣に変わりました。
夏の暑い季節、6時間も水につけておくことに抵抗を感じていた方は私だけではないはず。
土井さんはポリ袋に入れることを推奨されていますが、ポリ袋だと炊飯器にセットするのが面倒で、ジップロックコンテナに入れています。これだと、炊飯器にご飯を戻しやすいのです。
そうして炊いたご飯は、ちょうど新米の季節だったこともありとても美味しくなりました。こういう一工夫で朝が楽しみになります。
さて、そこには毎日のご飯は一汁一菜でいいんですよとも書かれていました。
育ち盛りの子どもがずっといたので、(いまは中学生の娘ひとりになりました)おかず作りに必死になっていたことに気づきました。ぬか漬けはまだたどりつけていませんが、ごはんとお汁、そしておかずを一品のシンプルなものでいいんだと少し気楽になりました。
週末、地元で行われているアートイベントのひとつで器と布の展示をみてきました。そこには、試作品で漆の一汁一菜の器があり、自分的にとてもタイミングのいいもので、見入ってしまいました。
まだ試作段階なので、製品化するかどうかも含め、まだまだ使えるのは先になりそうですが、楽しい気持ちになりました。これから年をとっていくのですから、いい器でシンプルな食事は悪くありません。
よいお値段するものでしょうから、夢見てお金を貯めなくては。